2010年12月19日日曜日

格付けの違い

格付機関によるノッチ差

同一発行体であっても、格付機関によって付与されている格付が異なります。 下図は、格付機関ごとのR&Iとの平均ノッチ差を示しています。

格付機関ごとに比較すると、JCRが最も高い格付を付与する傾向にあり、 S&Pが最も低い格付を付与する傾向にあります。

例えば、R&Iの発行体格付は「A+」でしたが、S&Pの格付が「BBB+」のケースは、 3ノッチの差が発生していますが、2006年9月末におけるS&PとR&Iの平均ノッチ差が約2.5であることを考えると、 平均的なノッチ差に近いと考えることができます。

【R&Iとの平均ノッチ差】
スプレッド差
出所:下田尚人、河合祐子『格付格差の現状と背景:依頼格付と非依頼格付、レーティング・スプリット』

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